さめざめと感傷が
ぬるい涙が
心の端を擦れていく
ああこれは参った
泣いてはならぬと手を握る
どうやって生きていけばいいか
いくら考えても分かりっこないのです
滔々と気持ちを人に話すことも無く
感情は孤独に黴を生やして
笑い声にも傷ついて
優しさにも傷ついて
怒り嘲笑なおのこと
私は弱い
灰色の風景
額に飾ればマシになるかな?
偽っても飾っても映えることは無いと
早々に諦め目をつぶる
1日すぎて とっと疲れて
明日のことなど考えられず
その日暮らしの波の中で
一生の海はでき上がる
こんなでよかったのかなぁ
間違ってはいないかなぁ
夕餉を食べ終えると あとは寝るだけと
やっと落ち着いて明日を迎える
生ぬるい生ぬるい感傷
生きることには不可欠の