深夜邂逅

芋づる的思考を垂れ流す

2024-01-01から1年間の記事一覧

詩 一〇八

みたい たべたい しかられたくない しぬまでらくしてくらしたーい いきたい なきたい きらわれたくない きらいなひとにもすかれたーい きたい せんぼう うらぎりたくない あしたもあんらく つづけたーい 不浄不滅不苦不消 不浄不滅不苦不消 不浄不滅不苦不消…

詩 善なるもの

あなたの沈黙は秘密を語る 私の好奇心 どういう動機か 知ってしまったら最後 という気がしなくもない 知る前には戻れないから 無知の知を尊ぶ 子供でありたい うがった心で何を透かしても 濁ってばかりで掴めないものです ありがとうも疑って ごめんなさいも…

詩 白線の外側

ペールブルーの空に電線の装飾 目でたどって うんと遠く どこまでも続くように見えて円環 いずれ分かるけど アンカのコードをめで辿る グルグルしてきて神経衰弱 目でイカれる 参ってしまった 静寂が鋭い部屋を突き破る あんま静かなのでどうにかなりそうだ …

詩 布団恋し

さめざめと感傷が ぬるい涙が 心の端を擦れていく ああこれは参った 泣いてはならぬと手を握る どうやって生きていけばいいか いくら考えても分かりっこないのです 滔々と気持ちを人に話すことも無く 感情は孤独に黴を生やして 笑い声にも傷ついて 優しさに…

詩 雀逍遥

雀は今朝もぢゅんぢゅんと なにか遊んでいるのです ちょっちょっとステップ踏みながら 何かを歌っているのです かく言う私はその声に 悲しみ癒され慈しみ ガラス越しの冬風に 心さらわれればと期待して しばしの静寂 つかの間の静寂 またも思念に囚われて 一…

2024-03-13

朝は憂鬱です。 嫌なことをぐるぐる思い出します。 そうすると自分がとても嫌な人間になったように錯覚するからです。 朝は疲れが取れているので、冴えた脳が必死になって、自分にとって大切なことをきっとなにかまとめようと働くのでしょう。 でも、おはよ…

詩 生きる朝

目が覚めると カーテンの隙間から 饒舌な静寂と 充満した空虚が流れている それこそが私で それこそがあなたで そこには無があり 有限の彼方に無限が現れる 楽しいひと時を失って夕暮れ 虚無へと帰るさなか 移ろいゆく時間の中に 憂鬱と死への本能を見る お…

2024-02-28

久しぶりの日記。何か創作がしたいが何から手をつけていいか分からない。何か書いてたいけど描きたいものがない。この所自分が感覚しかない空っぽの人間と感じるようになった。快・不快があるだけで、思想とか哲学とかは無い。思考するほど賢くもない。移ろ…