2024-03-13 詩 生きる朝 目が覚めると カーテンの隙間から 饒舌な静寂と 充満した空虚が流れている それこそが私で それこそがあなたで そこには無があり 有限の彼方に無限が現れる 楽しいひと時を失って夕暮れ 虚無へと帰るさなか 移ろいゆく時間の中に 憂鬱と死への本能を見る おやすみなさい 生まれ変わります おはよう 今日も生きるために まわるまわる 時間はまわる 命はまわる 震えながら おはようを言うために